旅工房は、「国際交流の発展及び世界平和に貢献することと同時に、全従業員および関係者の物心両面の充足と幸福を追求する」を経営理念としています。東日本大震災の際は、2011年3月15日~4月14日の1ヶ月間、旅工房のツアーにお申し込みのあったお客様の旅行代金から1人あたり1,000円を寄付する取り組みを実施。義援金7,350,769円を日本赤十字社にお送りいたしました。
旅工房は、今後も旅行を通じて、国際交流の発展と世界平和に貢献できる企業を目指し、邁進してまいります。
デンパサールにあるヒンドゥー教の孤児院「DARMA JATI Ⅱ」を訪れました。
孤児院「DARMA JATI」はクルンクンにある「DARMA JATI Ⅰ」とデンパサールの「DARMA JATI Ⅱ」の2つあります。兄弟で運営しており、「DARMA JATI Ⅱ」は兄である社長ニカさん、「DARMA JATI Ⅰ」は妹であるイブ・モニさんが管理されています。
以前は高校教師やカメラマンをされていたというニカさんは、「子どもたちのために何かやりたい」という気持ちから、1985年に孤児院を始められました。
子どもの数は、多いときは250人くらいでしたが、現在は70人ほど。今まで孤児院を卒業した子どもの累計人数は2,000人にものぼります。
ここには、親や親戚など身寄りのない子どもたちが共同で生活しています。村の学校や病院から連れてこられることが多いそうです。またバリ島だけでなく、ジャワ島から来る子どももいます。 子どもたちは、仕事を見つけ、自分で生活ができるようになると孤児院を出ていきます。
孤児院の運営資金の半分以上は寄付金です。その他には、子どもたちがお祭りで獅子舞のお面を被って踊り、観客からお金をいただいたり、孤児院を卒業した子どもがお金を稼げるようになると寄付してくれたりするそうです。
食べ物は、お米に鶏肉、豚肉、野菜を少しずつ混ぜたものを毎日食べているそうです。朝はパンを食べていました。
インタビューの後は、孤児院の中を案内してもらいました。 半屋外になっている3階建ての建物は、中心に広場があり、周りには遊具や楽器などがありました。また広場の片隅にはキッチン、奥には勉強部屋がありました。
3階に上がると、寝室がありました。孤児院の周りは緑豊かな田園風景です。
孤児院の中を歩いていると、子どもが「こんにちは。あなたの名前は?」と話しかけてくれました。ここを訪れた日本人学生から日本語を教わったそうです。
今後も、子どもたちが健やかに成長できることを心より願います。
(訪問日:2013年12月6日 / 取材:山下、林、峰重)