お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

CSR

バリ島の12の孤児院に寄付しました(4) <孤児院 YAPPENATIM>

旅工房は、「国際交流の発展及び世界平和に貢献することと同時に、全従業員および関係者の物心両面の充足と幸福を追求する」を経営理念としています。東日 本大震災の際は、2011年3月15日~4月14日の1ヶ月間、旅工房のツアーにお申し込みのあったお客様の旅行代金から1人あたり1,000円を寄付す る取り組みを実施。義援金7,350,769円を日本赤十字社にお送りいたしました。

旅工房は、今後も旅行を通じて、国際交流の発展と世界平和に貢献できる企業を目指し、邁進してまいります。

デンパサールから車で約1時間。バリ島の南東部、ギャニャール県にある唯一の孤児院「YAPPENATIM」に到着しました。ここはギャニャール県の中でも、観光地として有名な芸術の町「ウブド」の村から30分ほど離れた場所。緑の茂る急な坂道を降りていくと、やがて孤児院の建物が見えてきます。

最初に孤児院のスタッフの方からお話を伺いました。ここの孤児院には、男の子60人、女の子90人の合計150人の子どもが生活しています。年齢は7歳~20歳。親がいない子どもはこの中の27人、それ以外の子どもは家庭が貧しいために孤児院にいます。

孤児院の中には学校が併設されており、子どもたちは7:30~13:30の間、授業を受けます。高校生になると、お菓子を売る商売や洋服を作る勉強など、仕事に関連することも学びます。高校を卒業すると、スーパーやコンビニなど、お店の店員になることが多いそうです。また一部の子どもは公務員や船のクルーザーになります。

続いて、孤児院の中を案内していただきました。孤児院の中を歩いていると、子どもたちから声をかけてくれたり、手を差し出して握手で挨拶をしてくれたりしました。明るい笑顔がとても可愛らしく、こちらも元気をもらいますね。

子どもたちがパソコンを利用できる部屋がありました。こちらは銀行と個人から寄付されたそうです。またミシンも数台あり、子どもたちが裁縫の練習や、マスコットを作り販売もしています。この孤児院では、教育面は充実している様子が伺えます。

キッチンでは子どもたちがジャックフルーツを切り、ランチの準備をしていました。キッチンは狭くて暗いひと部屋のみ。ハエが飛び回る中、錆びた刃物と茶色くなったまな板を使って床で料理をしていました。衛生面は良いとはいえず、また栄養も十分に摂れているのか疑問です。

今後も子どもたちが健やかに成長できることを心より願います。

(訪問日 : 2013年12月7日 / 取材 : 山下、林)