デンパサールにある女の子専用の孤児院「Tat Twan Asi」。7歳から大学生の子どもたちが暮らしています。
この施設が建てられたのは1980年。施設の経済状況によって異なりますが、最大で60人の子どもたちを受け入れることができます。現在は43人の女の子たちが生活しています。そのうち8人は大学生ですが、全員大学に行けるわけではありません。特別優秀な子だけ、学費を施設が負担して大学に通えるそうです。
子どもたちはみんな、それぞれ違う学校へ通っています。みんな歩いて登校しますが、遠い子は毎日2㎞歩いて通っているそうです。そのため、スニーカーや傘、かばんなど通学時に必要なものを寄付してほしいとおっしゃっていました。
施設の方にお話を伺ったあと、子どもたちが自己紹介をしてくれました。上手な日本語で挨拶をしれくれる子もいて感動。日本人のボランティアが教えてくれたそうです。私も子どもたちから教えてもらったインドネシア語で自己紹介をしたり、簡単な日本語を教えてあげたりと交流を楽しみました。
その後は施設の中を少しだけ案内していただきました。ボランティアの方に寄付してもらった2段ベッドには、女の子らしい可愛い柄の布団やぬいぐるみなどが置いてありました。このぬいぐるみも寄付してもらったものだそうです。何か欲しいものがあるか子どもに聞いたところ、シャンプーのときに使うポーチがほしいとのことでした。おしゃれに関心がある、とても可愛らしい女の子たちでした。
今後も子どもたちの健やかな成長を心より願います。
(訪問日:2016年12月5日/取材:細田)