プレスリリース

2015年4月1日
株式会社 旅工房

2015年度　入社式　社長メッセージ

新入社員の皆さん、旅工房への入社おめでとうございます。

新卒14期生として皆さんを受け入れ、旅工房22期のスタートを切ることができることを大変嬉しく思います。皆さんはここにいる、新卒第1期生の舩渡川統括マネージャーから数えて今年で14年目の新入社員です。新卒第1期生の採用は3名でした。同じ池袋の小さなビルの3階にオフィスを構え、そこからスタートしました。それ以降、年を重ねるごとに新入社員の数を増やし、昨年の13期生は56名。今年度はこれまでで最大の69名の皆さんを迎えます。

仲間である皆さんは良きライバルであり、助けあう仲間です。日々切磋琢磨し自分自身を成長させてください。皆さんの先輩も、新入社員のときは先輩を頼り、大きく成長してきました。決して自分だけがつらい思いをし、悩むとは思わないで欲しい。悩み、苦しみ、もだえ、必死に目の前に立ちはだかる壁を乗り越えた瞬間、人は成長します。最初からプレッシャーをかけるわけではありませんが、仕事に責任を持った社会人となっていただきたいという願いからです。

ある言葉を紹介したいと思います。皆さんは「1万時間の法則」という言葉をご存知ですか？“どんなことも1万時間は練習しなければ、上達することやその道を知ったことにならない”と言われています。1年を2,000時間と換算しますと、1万時間は約5年間に相当します。5年経過してからようやく、初めて皆さんが考えていた志の中身が見えてくるということです。

私自身は、旅工房は22年目、旅行業界歴は25年目、社長歴20年目となります。先ほどの計算式によると、私は約5万時間働いてきたことになります。しかし26年前も、そして今でも旅行業界は難しいという考えは変わりません。究めようと思えば思うほど、その道は険しくなり、難しさを痛感しています。

私ごとですが、先月3月に立教大学の大学院を無事に卒業する事が出来ました。卒業要件である最低単位は32単位でしたが、自分の不得意な分野を勉強することに意味があると思い、52単位を取得しました。経営と学業の両立をはかり、自らさらに努力した結果だと自負しております。

皆さんも、この旅行業界という山を目指され、今ここに居ることと思います。志を決めたのは、あなた自身の意思です。

決して途中で投げ出さないでください。いまここにある志を決して忘れないでください。その志を遂げるために、何ができるか。そのために日々の努力を積み重ね向上心を持ちつづけてください。そして困難を乗り越えた先に掴んだ喜びもまた、忘れないでください。

今日まで研修として働いてきた方も、研修への参加が難しかった方も、今日が一斉スタートです。同期というのは、悩み共有し、相談できる良い仲間同士です。互いに切磋琢磨して、社会人としての第一歩を踏み出して行きましょう。

最後に目標を必ず持って人生を過ごしてください。達成感とは、人生の中で最大の贈り物だと思います。その達成感を持ち、充実した人生を送っていただくことは、私も経営してきて最大の喜びでもあります。

改めまして、皆さん、これから一緒にがんばっていきましょう。